名古屋市の敬老パスは、市内に住民登録がある65歳以上の人が、市バス・地下鉄などに1年間に730回まで乗れる乗車券です。負担金は1年ごとに、所得に応じて1,000円、3,000円、5,000円のどれかを払います。市バス・地下鉄・ゆとりーとライン・あおなみ線・メーグルは無料で乗れ、名鉄・JR東海・近鉄は、市内の駅で乗って市内の駅で降りる場合だけ、運賃にあたる額が後日、登録した口座に支給されます(名古屋市の案内による。2026年10月10日確認)。
先に答え:負担金は年額1,000円・3,000円・5,000円。有効期間は1年で、利用は730回まで。
行く前に確かめること:自分の所得が基準額以下か(扶養親族なしは45万円)。更新は、有効期限の29日前から始められる。名鉄・JR東海・近鉄に乗るときは、事前にチャージ(入金)が必要。
最終確認:2026年10月10日(名古屋市公式ページ「敬老パスの交付」は2026年10月7日更新、「敬老パスの期限更新」は2026年2月13日更新)
確認済み:公式(名古屋市公式ウェブサイト「敬老パスの交付」「敬老パスの期限更新」)
まだ確認できていないこと:利用回数の数えかた(令和6年2月1日に変わったが、中身はこのページに書かれていない)。区役所福祉課の窓口の電話番号
負担金はいくらか|所得に応じて3つの区分
- 1,000円:世帯員全員の合計所得金額が基準額以下の人。生活保護と中国残留邦人等に対する支援給付を受けている人
- 3,000円:本人の合計所得金額が基準額以下で、ほかの世帯員の合計所得金額が基準額を超える人
- 5,000円:本人の合計所得金額が基準額を超える人
基準額は、扶養親族なしが45万円、扶養親族ありが「35万円×扶養親族の数+66万円」、寡婦・寡夫・障害者の人が135万円です。この記事の計算では、扶養親族が1人の場合は101万円、2人の場合は136万円になります。
負担金の計算に使う所得は、1月から6月に手続きをする場合は前々年の所得、7月から12月に手続きをする場合は前年の所得です。たとえば、2026年10月に手続きをするときは、前年の2025年の所得で計算されます(この記事の整理)。更新に必要な負担金は、手続きをする時期によって変わる場合があります。
730回の考え方|この記事の計算
1年間の利用上限は730回です。この記事の計算では、730回は、1年365日で割ると1日あたり2回になります。たとえば、毎日、行きと帰りに1回ずつ使うと、ちょうど730回です。負担金を730回で割ると、1回あたりの負担は、5,000円のときは約6.8円、3,000円のときは約4.1円、1,000円のときは約1.4円です。
利用回数は、利用状況に応じて通知が届きます。630回(上限まで残り100回)に達したときと、730回(上限)に達したときです。利用回数が上限の半分の365回に達したときの通知と、利用回数の前年実績の通知は、令和8年3月31日で終わりました。利用回数は、敬老パスコールセンターか、区の福祉課・支所区民福祉課への電話でも確かめられます。
どこに乗れるか|無料乗車と、運賃支給の対象
| 区分 | 交通機関 | 通用区間 |
|---|---|---|
| 無料乗車 | 市バス・地下鉄 | 全線 |
| 無料乗車 | ゆとりーとライン | 大曽根-高蔵寺間 |
| 無料乗車 | あおなみ線、メーグル | 全線 |
| 運賃支給の対象 | 名鉄・JR東海・近鉄 | 市内運行区間 |
| 運賃支給の対象 | 名鉄バス・三重交通・SRT(バス) | 原則、市内運行区間 |
運賃支給の対象は、敬老パスにチャージした電子マネーから運賃が自動的に引かれ、後日、運賃相当額が登録口座に支給されます。名鉄・JR東海・近鉄は、市内の駅で乗って市内の駅で降りることが条件です。市外の駅で乗る、または降りると、敬老パスの対象外になり、運賃全額が自己負担です。名鉄バスの市外の停留所のうち、諸ノ木(市内)から藤田医科大学病院、稲葉地町(市内)から大治西条の区間は、名古屋市営バスと重なって走っているため、特例で対象になります。
電子マネーは、上限2万円までチャージできます。敬老パスは、駅の自動改札機やバスの料金箱の読み取り部にタッチして使います。有人改札から入出場した場合や現金で乗った場合は、原則として対象外です。タッチできなかったときは、カード障害の場合も含めて、原則として自己負担です。敬老パスを使うときは、敬老優待カード(敬老手帳)を持ち歩き、係員に求められたら見せます。
新しく65歳になる人、持っていない人の手続き
- 新たに65歳になる人:誕生日の約3か月前に、手続きの案内(交付申込書つき)が届く。期日までに申込書を返送するか、オンライン申請(「敬老パス新規交付申込」)をして、そのあと届く納付書で負担金を払うと、誕生日の前日から翌年の誕生日の前々日までの1年間有効な敬老パスが郵送される
- 65歳以上で持っていない人:オンライン申請か、敬老パスコールセンターに問い合わせる。申込書を返して負担金を払うと、約1か月後に届く。最短4日程度で受け取りたい人は、市内の郵便局で負担金を払うか、銀行で払ってから1週間以内にオンライン申請か区の窓口で領収書を見せる
更新のしかた|有効期限の29日前から、期限後も可能
有効期限の約1か月前までに、更新の案内が届きます。更新の手続きは、有効期限の29日前から、次のどこでもできます。
- 地下鉄駅(上小田井駅と上飯田駅を除く)の券売機・駅長室
- 交通局サービスセンター(名古屋・金山・栄)
- 区役所・支所
- 郵便局(敬老パスコールセンターに電話するか、オンラインで納付書の発行を申し込む)
この記事の計算では、有効期限が2026年12月31日の敬老パスは、29日前の12月2日から更新できます。更新手続きは、有効期限が過ぎたあとでもできます。更新すると、新しく1年間有効な敬老パスになります。利用回数の上限730回に達して利用が止まっている場合は、元の有効期限の翌日から更新できます。更新には負担金が必要です。令和4年2月以降に更新していない人は、更新の前に「同意書・口座登録票」を出す必要があり、出してから更新できるようになるまで1週間から10日ほどかかります。
問い合わせ先
- 敬老パスコールセンター:052-766-5500(電話番号のかけ間違いに注意)
- 区役所福祉課、支所区民福祉課
電話番号は、名古屋市の「敬老パスの交付」「敬老パスの期限更新」のページに載っている番号です。盗難・災害・紛失による再交付は、住んでいる区の区役所福祉課か支所区民福祉課に問い合わせます。福祉特別乗車券(無料)の対象になる人は、切り替えができます。
ほかの暮らしの案内
情報源
- 名古屋市公式ウェブサイト「敬老パスの交付」(2026年10月7日更新):https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/koureisha/1016534/1016536.html
- 名古屋市公式ウェブサイト「敬老パスの期限更新」(2026年2月13日更新):https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/koureisha/1016534/1016537.html
確認日:2026年10月10日。負担金や条件が変わった場合は、名古屋市の案内が優先です。
アイキャッチの写真:AIで作成したイメージ(文字を加工)
